大きな病気になる前に血管を丈夫にしなさい って言われたんだけど?どういうことなの?
血管の機能低下というのは自覚症状がありません。この状態を放置しておくと、将来的に心筋梗塞あるいは脳梗塞といった重大な疾患につながっていく可能性があります。
健康管理とか気を付けているつもりなんだけど?
若い頃はしなやかで弾力のある血管も、加齢とともに弾力さを失い硬くもろくなっています。さらに、飲酒・喫煙・肥満なども悪影響を及ぼしますが、程度の差はあれ、誰もが血管の機能低下をおこしているのですよ。
じゃあ、気を付けても血管は老化していくんですか?
大丈夫です!最新の研究で朗報があります!血管というのは1か月くらいで若返ることがわかってきました。
他の臓器に比べて血管というのは、しっかりとしたケアをすれば非常に早く若返ることもわかってきました。
わーすごい!でもどうやってケアするの?
血管を若返らせる食材こそがタマネギなのです。
タマネギに含まれる”ケルセチン”が血管の機能を改善するのに大きな効果を発揮します。ケルセチンは植物に含まれる黄色の色素です。ポリフェノールの一種で強い抗酸化力を持ち野菜や果物に含まれていますが特にタマネギには多く含まれています。
また、そのケルセチンの含有量がもっとも多いのが、アメリカ農務省のデータによると、野菜や果物のなかでタマネギがダントツに高いことがわかっています。
なぜケルセチンで血管が若返るの?
ケルセチンが血管内皮の機能を高めるからです!
ケルセチンが血管内皮の機能を高めるって?
血管の最も内側に血管内皮細胞という薄い細胞の層があり、そこから様々な指令が出されます。
この血管内皮が正常であれば血管が柔軟に拡張して血流もスムーズな状態になります。 しかし、血管を老化させる活性酸素が増えると、血管内皮機能が低下。血管は縮まって弾力を失いそれが動脈硬化につながるのです。
【広島大学 再生医科学部門 東幸仁教授 】
なるほど!ケルセチンたっぷりのタマネギを食べれば血管年齢が若返るということなんですね!
脳梗塞・心筋梗塞などの治療で、血液凝固を抑える薬(ワーファリンなど)を服用されている場合は、医師の相談を受けてから摂取するようにしてください。
《以下参照》
たった1ヶ月、ケルセチンで血管年齢10~20歳若返り!玉ねぎのケルセチンを増やす方法は?はなまるマーケットTV9/20
血管の機能低下
血管は男性40代、女性50代から急激に機能低下が始まるそうです。
血管の総延長が10万Km、地球2周半。 総面積は3000m2、テニスコート6面分。
人体最大の臓器ともいえます。 血管機能低下は自覚症状がありません。
この状態を放置しておくと、将来的には心筋梗塞・脳梗塞といった重大疾患に繋がっていきます。
(東京シーサイドクリニック 中川敬一院長)
血管は加齢とともに、しなやかさを失い固くもろくなります。
飲酒・喫煙・肥満は血管機能に悪影響を及ぼしますが、程度の差はあっても誰でも血管の機能低下を起こしています。
血管を若返らす最新の研究
広島大学 再生医科部門 東幸仁教授によると、
血管は1ヶ月くらいで若返ることがわかってきました。
血管は他の臓器に比べて、しっかりとケアすれば非常に早く若返ることがわかってきたとのこと。
玉ねぎエキスを1ヶ月間毎日摂取したところ、FMDという血管の拡張率が摂取前に比べて摂取後は1.6%UPしました。 「血管の拡張率で、1.6%と言うのは非常に大きな数字で、血管年齢に換算すると10~20歳の若返りという結果を得ることができました」(東教授)
実験では1日あたり玉ねぎ200g分(中サイズ1個)の玉ねぎエキスを摂取。
ケルセチンとは
北見工業大学 応用研究推進センター 山岸喬特任教授によると ケルセチンは植物に含まれている黄色い色素です。 ポリフェノールの1種で強い抗酸化力を持っています。野菜や果物に含まれていますが、特に玉ねぎに多く含まれています。
ケルセチンで血管が若返る理由
東教授の解説
ケルセチンは血管内皮の機能を高めます。血管の構造は、外側から外膜、中膜、内膜と続き、もっとも内側に血管内皮細胞の薄い層があり、底から様々な指令が出されます。この血管内皮が正常であれば血管が柔軟に拡張して、血流もスムーズな状態に。 血管を老化させる活性酸素が増えると血管内皮機能は低下、血管は縮まって弾力を失ってしまい動脈硬化へとつながります。
玉ねぎに含まれるケルセチンは強い抗酸化作用を持っいます。 抗酸化作用は活性酸素を除去してくれます。 それによって血管内皮の機能が高まり、血管年齢が若くなることに繋がります。