ケルセチンのサプリメント効果を考えてみる。

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ケルセチンは、玉ねぎやブロッコリーなど、野菜に豊富に含まれているポフラボノイドの一種です。 ケルセチンには、抗酸化作用、抗炎症作用、降圧作用など、さまざまな生理作用があることが報告されています。
このように一般的に、ケルセチン自体には何らかの効果効能があると言われていて、特に血圧の降圧作用などに効果があるとして期待されています。

それではケルセチンのサプリメントはどうでしょうか?

サプリメント(supplement)とは、栄養補助食品(えいようほじょしょくひん)とも呼ばれ、医薬でなくビタミンやカルシウムなどのように栄養を補給する錠剤類とされています。ケルセチンのサプリメントも薬局や通販などで多く販売されていて、多くの人はサプリメントの効果効能を期待して毎日のように摂取しています。
しかし、サプリメントも1日にとりすぎれば体に良くないとも言われています。とりすぎると言っても、現実問題として、ケルセチンを大量に摂取して急性毒性で死んだという話はこれまで聞いたことはありません。

ケルセチンは摂取しても体に吸収されにくい?

ケルセチンは溶解性に乏しく、摂取しても体に吸収されにくい性質だと言われています。そこで登場するのが「配糖体(はいとうたい)」というもの。糖と組み合わさったケルセチン配糖体という形にすることで水溶性が高まり、小腸でケルセチンが水分解され体内への吸収が高まること言われています。

ケルセチン配糖体のメリットって?

皆さんTVのCMなどで、特定保健用食品「伊右衛門 特茶」(特定保健用食品)を知っていると思いますが、この売りの一つが「ケルセチン配糖体配合飲料」です。この特定保健用飲料が最近話題の「トクホ」と言われていて、糖の吸収を抑えるとか、脂肪をつきにくくするとか、言われていますよね。

上記でも書いたように、ケルセチンそのままだと体内に吸収されにくいので、油や他のものと一緒に摂取したほうが吸収されやすいです。でも、それだと他のものと一緒に食べないといけないと大変なのですが、ケルセチン配糖体だと、ケルセチンと糖が一緒になっていることで単体でも吸収率がよくなるということで、忙しい人やめんどくさがりな人を中心に人気があります。

ただ、多くの人は「ケルセチンだけ体内に入れたいんだ。他のものはいらない」って思ってる人がけっこう多いと思います。

ケルセチンの一番ベストな摂取方法

最近、雑誌やTVなどのメディアでケルセチンの効果が取り上げられています。
ケルセチンの摂取方法は色々ありますが、一番安全に摂り入れる方法は、ケルセチンが豊富な野菜をそのまま食べることです。これだといくら食べても体に害になるということはほぼないです。
と言っても現実的に毎日玉ねぎを丸ごと一個食べるというのは難しいことです。

ケルセチンを体内に入れる一番ススメなのは、自然食品です。

自然食品は、錠剤などに加工していません。例えばケルセチンが一番豊富だと言われている玉ねぎ、しかも玉ねぎの皮(ケルセチンが中身の数十倍あると言われている)の純粋な粉末だと、安心で安全なケルセチンを体内に入れることが出来ると思います。
自然食品だと、野菜をそのまま粉末にしただけなので、余計な不純物など一切入っていません。また、粉末だと食事の味噌汁やスープに混ぜて食べることでさらに体内に吸収されやすくなります。

ということで、ケルセチンのサプリメントも悪くはないですが、より安心安全を求めるなら、日々の食事の中に取り入れられる自然食品をお勧めします。

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